日光東照宮~徳川家康の威光~
日光東照宮は徳川家康を神格化した霊廟で東照大権現として祀られている。
徳川家康は1616年6月1日に駿府(静岡県)で死去しました。当初は久能山東照宮に葬られましたが日光に改葬されました。現在見られる社殿は徳川家光により大幅に改造されている。
黒田長政公により寄進された高さ9mの日本最大の石鳥居、福岡県糸島市の可也山から切り出した。外様大名の中では親密な関係であった事がわかります。
1650年に小浜藩主、酒井忠勝が寄進した五重塔。後に焼失して1818年に再建されている。
表門の仁王像
中央の建物、上神庫には狩野探幽の象の彫刻があります。
神厩舎(しんきゅうしゃ)には人の一生を表すた8枚の彫刻が飾られている。特に有名なのは「見ざる・言わざる・聞かざる」
神厩舎の全貌
御水屋・サイフォンの原理で山から水を汲み上げています。軒下上部には水の神様、飛龍が描かれています
伊達政宗公が奉納した南蛮鉄灯籠。ポルトガルから鉄を輸入して制作されました、左下あたりに藤原朝臣政宗と彫られています。伊達政宗公の灯籠の場所取りは一番目立つ所でしかも鉄製です、さすが政宗公ですね。
経蔵(輪蔵)・経典を収納しておくための蔵で、かっては一切経(仏教経典)が収納されていました。一見2階建てに見えますが、上の部分は裳階(もこし)で装飾や雨除けの効果があります。神式と仏式が混合された神仏習合も東照宮の魅力です。
豪華絢爛な陽明門、修復工事も終わり以前はくすんだような色でしたが金ぴかになっています。
本社・拝殿と本殿で1万石以下の大名は上殿できなかった。一般の方もここまでは参拝できた。
本社の入り口上部には虎の彫刻が2体あります。南禅寺の水呑みの虎で見られるように江戸時代は虎の雌は豹と思われていて、向かって右は豹になっています。写真撮影が可能な場所だけ簡単に紹介しましたが他にもたくさん見どころはあります。本地堂の鳴龍は天井画の龍の下の特定の場所で拍子木をならすとキーンと龍が鳴いているように響きます。また奥宮には家康公の分骨された墓所があります。
今回行ったのは3度目(?)ですが、スギ花粉が舞い散る中行き花粉症が最悪な状態になりました。
お賽銭入れのようですが覆っている銅板屋根の上に埃のように溜まっているのは花粉です。
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